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整骨院で鍼灸は受けられる?3院1,920回の実データ

2026年09月03日

「整骨院で鍼灸は受けられる」のだろうか。そう迷ったまま、予約の画面を閉じてしまう方は少なくありません。整骨院と鍼灸院はまったく別のもの、というイメージが強いためです。実際には、同じ院のなかで両方を受けられる場合があります。とはいえ、それが本当にどのくらい行われているのかは、外からは見えません。この記事では、私たちが江東区の3院で2026年8月に記録した延べ1,920回の来院をそのまま集計し、鍼やお灸がどれだけ使われているかをお伝えします。

整骨院で鍼灸は受けられる?3院とも来院の3回に1回以上でした

結論から言うと、受けられる院があります。そして私たちの3院では、想像よりもずっと日常的に行われていました。

2026年8月のひと月で、鍼またはお灸を1回でも使った来院が、延べ来院全体に占めた割合は次のとおりです。

  • 南砂院:45%
  • 塩浜院:36.3%
  • 東砂院:36.4%

3院とも、来院の3回に1回以上は鍼かお灸を使っていた計算になります。

なぜこうなるのか。ひとつの院に、柔道整復師と鍼灸師(はり師・きゅう師)の国家資格者が在籍しているためです。手技で向き合ったほうがよい場面と、鍼やお灸を組み合わせたほうがよい場面を、その日の状態を見ながら選べます。

「鍼は鍼灸院まで行かないと受けられない」。そう思い込んで、肩や腰の相談を手技だけで続けてこられた方もいます。同じ院のなかで選べるなら、行き先を変える手間はいりません。

一方で、鍼やお灸が苦手な方もいらっしゃいます。数字が示しているのは「全員が受けている」ということではなく、「希望すれば選べる状態が日常的にある」ということです。

鍼やお灸を使うかどうかは、必ずご本人の希望をうかがったうえで決めます。苦手な方に無理におすすめすることはありません。

なぜ整骨院で鍼やお灸が使われるのですか?

結論として、手技だけでは届きにくい深い層の筋肉や、長く続いている痛みに向き合うためです。

たとえば肩こりの相談で、表面の筋肉をゆるめると一時的に軽くなる。けれども数日で戻ってしまう。こうした場合、肩甲骨の奥や首の付け根の深い筋肉が関わっていることがあります。手のひらでは圧が届きにくい層です。

また、冷えをともなう腰やお腹のつらさには、お灸が選ばれることがあります。じんわりと温める刺激は、手技とは性質が違います。

海外の公的機関も、鍼について検討を重ねています。米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立補完統合衛生センターは、腰痛・首の痛み・変形性膝関節症の痛み・頭痛などに対する鍼治療の有効性を示す研究があると公表しています。

さらに、米メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターらの国際共同チームが39の臨床試験・20,827人のデータを統合解析した研究(The Journal of Pain, 2018)では、鍼治療は筋骨格系の慢性痛・頭痛・変形性関節症の痛みに対して、偽の鍼や無治療より有効だったと報告されています。その差は思い込みだけでは説明できず、1年後もおおむね維持されていたとされています。

※すべての方に当てはまるものではありません。感じ方には個人差があります。

痛みが強い場合、しびれや発熱をともなう場合、安静にしていてもつらい場合は、まず医療機関を受診してください。

データで見る:2026年8月・3院1,920回の内訳

結論として、2026年8月にご来院いただいたのは実人数で517人、延べ来院回数は1,920回でした。

来られた方の内訳(実人数517人)

  • はじめて来られた方:31人
  • 久しぶりに再開された方:18人
  • 続けて通われている方:468人

院別の延べ来院回数(合計1,920回)

  • 南砂院:724回
  • 塩浜院:556回
  • 東砂院:640回

数字を見て意外に思われるのは、はじめて来られた方の少なさかもしれません。517人のうち31人、割合にすると6.0%です。整骨院に通っている方の大半は、新しく来た方ではなく、続けて通っている方だということです。

だからこそ、鍼やお灸を「受けられるかどうか」は、初回よりもむしろ通いはじめてから効いてきます。何度か通ううちに、手技だけでは届かない部分が見えてくる。そのときに院の中で選択肢が増やせるかどうかが分かれ目になります。

出典:成竹鍼灸整骨院グループ調べ(2026年8月・南砂/塩浜/東砂の3院・実人数n=517、延べ来院n=1,920)。個人が特定される情報は集計に含めていません。

整骨院には月に何回くらい通うものですか?

結論として、2026年8月の実測では、お一人あたり平均3.7回でした。

517人で延べ1,920回。単純に割ると3.7回です。院別では南砂院が3.6回、塩浜院が3.3回、東砂院が4.4回でした。おおよそ週に1回前後、という通い方が中心だとお考えください。

ただし、これは続けて通われている方を含めた平均です。8月にはじめて来られた方・再開された方に限ると、その月のうちの来院回数は2.1〜2.3回でした。最初のひと月は「様子を見ながら2回か3回」というペースが標準的だと言えます。

続けて通われている方はどのくらい続くのか

8月に続けて通われている方の来院1,861回のうち、その後も来院につながったのは1,621回、87.1%でした。

一方、8月にはじめて来られた31人のうち、同じ月にもう一度来られたのは21人、67.7%です。

この差は、私たちが受け止めるべき数字だと思っています。はじめの1回で「何をされたのか」「なぜそれをしたのか」が伝わらなければ、2回目はありません。※通う回数や期間は状態によって異なります。

何回くらいで見直すべきか

目安として、3回から5回ほど通っても変化の手ごたえがまったくない場合は、方針を見直す場面です。手技だけで続けているなら鍼やお灸を試す、逆の組み合わせを試す、あるいは医療機関での検査をおすすめする。そうした相談ができる関係かどうかを見ていただきたいところです。

鍼やお灸がはじめての方が気にされること

結論として、いちばん多いのは「痛くないか」「熱くないか」の2つです。

鍼について

施術で使う鍼は、注射針とはまったく別のものです。髪の毛ほどの細さで、先端の形も違います。「入った感じがしない」とおっしゃる方もいれば、重だるい感覚を感じる方もいます。感じ方には個人差があります。

はじめての方には、まず本数を絞って浅く試すこともできます。「1本だけ試してみる」という始め方で構いません。

お灸について

お灸は、直接肌の上でもぐさを燃やす方法だけではありません。台座を挟んだり、温かさを近づけたりする方法もあり、熱さは調整できます。「気持ちよくて眠くなる」という感想もよくいただきます。

当日の流れ

  • 問診でつらい場所と経緯をうかがう
  • 動きを見て、触れて確認する
  • その日の方針をお伝えし、鍼やお灸を使うかを相談する
  • 施術後、次回までの過ごし方をお伝えする

不安があれば、途中でやめることもできます。「今日はやめておきます」と言っていただいて構いません。その一言で気まずくなる院を、私たちは良い院だとは思いません。

まとめ

「整骨院で鍼灸は受けられる」のかを、私たちの8月の実データからお伝えしました。要点を振り返ります。

  • 鍼またはお灸を使った来院の割合は、南砂院45%・塩浜院36.3%・東砂院36.4%
  • 3院とも、来院の3回に1回以上で鍼かお灸を使っていた
  • 2026年8月の3院合計は実人数517人・延べ来院1,920回
  • お一人あたりの来院はひと月あたり平均3.7回、はじめての方は2.1〜2.3回
  • 続けて通われている方の継続割合は87.1%、はじめての方の再来割合は67.7%
  • 鍼は1本だけ、お灸は温かさを調整して、といった試し方ができる

肩や腰のつらさが長引くと、どこに相談してよいか分からなくなります。江東区の南砂・塩浜・東砂で、手技と鍼灸の両方から選べる形をご用意しています。まずはお気軽に私たちにご相談ください。

筋力低下や身体の痛みが気になる方へ

成竹鍼灸整骨院グループ(江東区)では、国家資格者がお一人おひとりの状態を確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。お気軽にご相談ください。

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参考:
米メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターらの国際共同メタ分析(The Journal of Pain, 2018)
欧州の系統的レビュー(European Spine Journal, 2004)
米国立衛生研究所(NIH)国立補完統合衛生センター

竹中 浩

この記事を書いた人

竹中 浩成竹鍼灸整骨院グループ 代表

柔道整復師鍼灸師あん摩マッサージ指圧師

東京都江東区で南砂・東砂・塩浜の3院を運営。国家資格を持つ施術者として地域の皆さまの健康づくりに携わっています。記事は院内の国家資格者チームとともに内容を確認しています。

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