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整骨院の施術内容はどう決まる?判断記録130件の実データ

2026年09月24日

「整骨院に行ったら、いつの間にか施術が始まって終わっていた」。そんな経験はありませんか。整骨院の施術内容が、どんな考えで決まっているのかは、外からはなかなか見えません。私たちは南砂・東砂・塩浜の3院で、施術を担当するたびに「なぜこの施術にしたのか」を記録する仕組みを続けています。この記事では、2026年7月から9月までに記録された判断記録130件を集計し、施術内容が決まるまでの流れを数字のままお伝えします。

このページの数字は、南砂院・東砂院・塩浜院のスタッフが施術ごとに入力している「判断記録」の件数を集計したものです。当グループ調べ(2026年7月1日〜9月19日記録分・n=130)。記録の本文や、個人が特定される情報は一切含みません。

整骨院の施術内容は、その場の思いつきで決まるのですか?

結論から言うと、思いつきではなく「仮説」から決めています。そして、その仮説を毎回書き残しています。

私たちの判断記録は、大きく2種類に分かれます。集計期間の130件の内訳は次のとおりです。

  • 初めて担当する方・悩みが新しく出た方の記録(初再診)… 106件(約81.5%)
  • 経過を見て方針を見直した記録(転機)… 24件(約18.5%)

院ごとの記録数は、南砂院41件、塩浜院52件、東砂院37件でした。3院どこでも、同じ書式で記録しています。

8割以上が「初めての方」の記録です。つまり、最初の施術内容をどう決めるかに、私たちは最も多く記録を残しているということです。

初回の記録では、施術者が次の5つを書きます。

  1. 仮説:つらさの原因を何だと読んだか
  2. 根拠:何を見て・聞いて・触れてそう考えたか
  3. 施術を選んだ理由:なぜその方法にしたのか
  4. リスク:どうなったら仮説が外れたと判断するか
  5. 別案:ほかに取り得た方法は何か

施術内容は、この5つを考えたうえで選んでいます。

施術内容を決める前に、何を確かめているのですか?

結論は、「原因の見立て」と「その根拠」を、106件すべてで書いていたということです。

初回の記録106件について、各項目がどれだけ書かれていたかを数えました。

  • 仮説(原因の見立て)… 106件中106件(100%)
  • 根拠(見た・聞いた・触れた内容)… 106件中106件(100%)
  • 施術を選んだ理由 … 106件中105件(約99.1%)
  • リスク(外れる条件)… 106件中101件(約95.3%)
  • 別案(ほかの選択肢)… 106件中83件(約78.3%)

「原因は何か」と「なぜそう思ったか」は、1件の漏れもありませんでした。

根拠の欄には、たとえば姿勢や動き方の確認、痛みが出る場面の聞き取り、触れたときの張りなどを書きます。予診表でうかがった内容も、ここで材料になります。

一般的に、同じ「腰が痛い」でも、原因は人によってさまざまだといわれています。だからこそ、施術に入る前に見立てと根拠をそろえることを、私たちは欠かさない手順にしています。

なお、強い痛みやしびれ、発熱をともなう場合、また症状が長引いている場合は、まず医療機関を受診してください。

なぜ「外れる条件」まで書いておくのですか?

結論として、次回の来院で「見立てが合っていたか」を確かめるためです。

リスクの欄は、約95.3%の記録で書かれていました。ここには「この変化が出なければ、原因の読みが違う」といった、見直しの目印を書きます。

外れる条件を先に決めておくと、次回の判断がぶれにくくなります。「前回より楽になったか」を感覚だけで決めず、あらかじめ置いた目印と照らし合わせられるからです。

別案は約78.3%でした。ほかの項目より低く、ここは私たちの課題です。ただ、別案が書けていれば、最初の方法で変化が小さかったときに、次の一手へすぐ切り替えられます。

施術内容は、1回目で固定するものではありません。「最初の案」「外れたときの目印」「次の案」をそろえておくことで、2回目以降の施術内容を落ち着いて調整できます。※感じ方には個人差があります。

私たちは、別案の記入率を上げることを、3院共通の改善目標にしています。

通っている途中で、施術内容は変わるのですか?

結論は、変わることがあります。そのときは毎回「答え合わせ」をしてから変えています。

経過を見て方針を見直した「転機」の記録は、24件ありました。この記録では、次の3つを書きます。

  • 前回の仮説は、実際どうだったか
  • 予想とのズレは何か。なぜ当たった・外れたのか
  • 次の悩みに対する新しい仮説は何か

24件すべてで、3項目とも書かれていました(24件中24件・100%)。方針を変えるときに、前回の見立てを振り返らずに変えた記録は、1件もなかったということです。

たとえば、最初のつらさが落ち着いてきたあとに、別の場所の張りや、生活の中での動かしにくさが気になり始める方もいます。そうした変化を、前回の記録と比べながら確かめ、施術内容を組み直します。

通っている方からは見えにくい部分ですが、「今日は前回と少し違うことをしますね」とお伝えするときには、こうした振り返りを経ています。気になるときは、遠慮なく理由をたずねてください。

施術内容に納得して通うには、どうすればいいですか?

結論として、「なぜこの施術なのか」を施術者に聞いてみることをおすすめします。

私たちの記録では、施術を選んだ理由が約99.1%で書かれていました。理由がある以上、説明もできるはずです。次のような質問は、どの整骨院でも役に立ちます。

  • 「私のつらさの原因は、何だと考えていますか?」
  • 「それは、何を見てそう思ったのですか?」
  • 「どうなったら、方法を変えますか?」

この3つは、判断記録の「仮説」「根拠」「リスク」にそのまま対応しています。答えが返ってくれば、施術内容の見通しが立ち、通う回数の目安も相談しやすくなります。

また、ご自身の変化を伝えていただくことも大切です。「朝の動き出しが楽になった」「階段はまだつらい」といった一言は、次回の答え合わせの大事な材料になります。

まとめ

2026年7月〜9月の判断記録130件から見えた、整骨院の施術内容の決まり方をまとめます。

  • 記録の約81.5%(130件中106件)は、初めての方・新しい悩みの記録だった
  • 初回の記録では、原因の見立てと根拠を106件すべてで書いていた
  • 外れる条件(リスク)は約95.3%、ほかの選択肢(別案)は約78.3%で記入。別案は改善を続けている
  • 方針を見直した24件は、すべて前回の答え合わせをしてから次の仮説を立てていた
  • 施術内容に納得するには「原因」「根拠」「方法を変える条件」を聞いてみるのがおすすめ

私たちは南砂・東砂・塩浜の3院で、こうした記録を毎月見直しながら、施術内容の説明を磨いています。「なぜこの施術なのか」を知りたいときは、どうぞ私たちにご相談ください。

筋力低下や身体の痛みが気になる方へ

成竹鍼灸整骨院グループ(江東区)では、国家資格者がお一人おひとりの状態を確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。お気軽にご相談ください。

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参考:
厚生労働省 健康情報サイト(身体活動・運動)

竹中 浩

この記事を書いた人

竹中 浩成竹鍼灸整骨院グループ 代表

柔道整復師鍼灸師あん摩マッサージ指圧師

東京都江東区で南砂・東砂・塩浜の3院を運営。国家資格を持つ施術者として地域の皆さまの健康づくりに携わっています。記事は院内の国家資格者チームとともに内容を確認しています。

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