「しっかり寝たはずなのに朝から身体が重い」。そんな日が続くと、不安になりますよね。私たち成竹鍼灸整骨院グループにも、江東区周辺にお住まいの40〜70代の方から「寝ても疲れが取れない」というご相談をよくいただきます。実はその原因の多くに、睡眠の質と身体の緊張が深く関わっています。この記事では、疲れが取れにくくなる仕組みと、今日から自宅でできる対策をわかりやすくお伝えします。※感じ方には個人差があります。
寝ても疲れが取れない原因は「睡眠の質」にある

睡眠時間は足りているのに疲れが残る。その背景には、眠りの「深さ」の問題が隠れていることが少なくありません。同じ7時間でも、深く眠れているかどうかで回復の度合いは大きく変わります。
一般的に、私たちの身体は深い眠りの間に疲労の回復を進めるといわれています。ところが眠りが浅いと、この回復のプロセスが十分に働きにくくなります。寝ても疲れが取れない原因は、時間の長さより質にあることが多いのです。
- 就寝直前までスマホやパソコンを見ている
- 夕食が遅く、寝るときに胃が働いている
- 日中ずっと座りっぱなしで身体を動かしていない
- 寝室が明るい、または気温が快適でない
こうした習慣が重なると、身体が休息モードに切り替わりにくくなります。特に画面から出る光は、脳を覚醒させやすいと考えられています。
「寝る前の30分は、部屋を少し暗くして過ごす」。まずはこの小さな習慣から見直してみましょう。
夜中に何度も目が覚める、いびきが強いといった場合は、身体の別の不調が関わっていることもあります。長く続くときは、一度医療機関にご相談ください。
身体の緊張が疲れを翌朝に持ち越す

睡眠の質と並んで見逃せないのが、身体の緊張です。肩や首、腰の筋肉が固まったままだと、横になっても身体が十分にゆるみません。
デスクワークやスマホの操作が長い方は、無意識に首を前に突き出した姿勢が続きます。この状態が続くと、首や肩の筋肉が張り、就寝中も緊張が抜けにくくなります。身体がこわばったままでは、深い眠りに入りにくいのです。
- 朝起きたときに首や肩がこっている
- 歯を食いしばるクセがある
- 呼吸が浅く、胸だけで息をしている
- ストレスを感じる時間が長い
呼吸が浅いと、身体は常に軽い緊張状態になりやすいといわれています。緊張がゆるまないと血のめぐりも滞り、疲労物質が流れにくくなります。
私たちが施術でご相談を受ける際も、慢性的な緊張を抱えている方が多い印象です。まずは日中の姿勢と呼吸を意識することが、夜の休息への第一歩になります。こわばりが強い場合は、無理に自己流で対処せず専門家にご相談ください。
入浴と体温のリズムで眠りを深くする
疲れを翌朝に残さないためには、眠る前の体温の変化を上手に使うことが役立ちます。人は身体の深部体温が下がるときに、自然と眠りに入りやすくなるといわれています。
米テキサス大学オースティン校が17研究を分析したメタ分析(Sleep Medicine Reviews, 2019)によると、就寝の1〜2時間前に40〜42.5℃のお湯で10分ほど体を温めると、寝つきが早くなり睡眠の質も高まると報告されています。体の深部体温が下がる過程が眠りを促すためと考えられています。※すべての方に当てはまるものではありません。
- 就寝の1〜2時間前に入浴する
- 40℃前後のお湯に10分ほどつかる
- 首や肩まで軽く温め、こわばりをゆるめる
- 湯上がり後は照明を落として過ごす
熱すぎるお湯は身体を興奮させやすいため、ぬるめを意識しましょう。入浴のタイミングを整えるだけで、眠りの深さは変わりやすくなります。
シャワーだけで済ませがちな方は、週に数回でも湯船につかる日をつくってみてください。
のぼせやすい方や持病のある方は、無理のない範囲で行い、体調に不安があれば医療機関に相談しましょう。
座りすぎと運動不足も疲れの一因
意外に思われるかもしれませんが、動かなさすぎることも疲れが抜けない原因になります。身体を使わない日が続くと、血のめぐりが滞り、筋肉のこわばりも取れにくくなります。
世界保健機関(WHO)の身体活動ファクトシートによると、WHOは成人に週150分以上の中強度の身体活動を推奨しています。一方で、世界の成人の31%(約18億人)はこの推奨レベルに達していない(2022年)と報告されています。運動不足は決して珍しいことではないのです。
- 1日20〜30分のウォーキングを週に数回
- 1時間座ったら一度立ち上がって身体を伸ばす
- 寝る前に肩を回す、首をゆっくり倒すストレッチを各10秒
- ふくらはぎを軽くほぐし、下半身の血流を促す
激しい運動は必要ありません。日中に適度に身体を動かすと、夜の眠りが深まりやすいといわれています。昼間の活動と夜の休息はセットで考えるとよいでしょう。
寝る前のストレッチは、反動をつけず、痛気持ちいい程度で止めるのがコツです。息を止めず、ゆっくり吐きながら伸ばしてみてください。痛みが強いときは中止し、無理をしないことが大切です。
鍼灸・整骨の視点からできること
生活習慣を整えても緊張が抜けにくい場合、専門的なアプローチが助けになることがあります。私たちは身体のこわばりや姿勢のバランスに着目し、休息しやすい状態づくりをサポートしています。
鍼灸については、研究報告も蓄積されつつあります。米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立補完統合衛生センターは、腰痛・首の痛み・変形性膝関節症の痛み・頭痛などに対する鍼治療の有効性を示す研究があると公表しています。慢性的な緊張や痛みが眠りを妨げている方にとって、参考になる情報といえます。※効果の感じ方には個人差があります。
- 就寝と起床の時間をできるだけ一定にする
- 寝る前のカフェインやアルコールを控える
- 日中に身体を動かす時間をつくる
- 首や肩の緊張を感じたら早めにケアする
こうした基本を整えたうえで、それでも疲れが抜けない場合は、身体の状態を一度見直すことをおすすめします。当院ではお一人おひとりの生活背景をうかがいながら、無理のない範囲で施術方針をご提案します。
発熱や強い痛み、急な体重変化を伴う疲れは、別の原因が隠れていることもあります。気になる症状があるときは、まず医療機関を受診してください。
まとめ
寝ても疲れが取れないとき、原因は睡眠の質と身体の緊張に関わることが多くあります。今日から見直せるポイントを整理します。
- 睡眠は時間より「深さ」が回復のカギになる
- 首や肩の緊張は就寝中も抜けにくく、疲れを持ち越す
- 就寝1〜2時間前のぬるめの入浴が眠りを深めやすい
- 日中の適度な運動が夜の休息につながる
- 長引く疲れや強い症状は医療機関に相談する
生活を整えても疲れが抜けにくいと感じるときは、身体の緊張が原因になっているかもしれません。江東区の南砂院・塩浜院・東砂院で、私たちにお気軽にご相談ください。
成竹鍼灸整骨院グループ(江東区)では、国家資格者がお一人おひとりの状態を確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。お気軽にご相談ください。
参考:
世界保健機関(WHO)身体活動ファクトシート
米テキサス大学オースティン校のメタ分析(Sleep Medicine Reviews, 2019)
米国立衛生研究所(NIH)国立補完統合衛生センター
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