「夜、肩が痛くて目が覚める」「髪を結ぶ動作がつらい」。そんな肩の痛みに悩み、整形外科に通いながらも、他にできることはないかと探していませんか。江東区の五十肩鍼灸をお探しの方の中には、石灰沈着などで整形外科に通院中の方も少なくありません。この記事では、五十肩の仕組みや、整形外科と並行して鍼灸を取り入れる考え方、ご自宅でできるケアまでをやさしく解説します。※感じ方には個人差があります。
五十肩とはどんな状態か

五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。40代から70代に多くみられ、肩の関節やその周囲の組織に炎症や硬さが起こる状態です。
一般的に、はっきりしたきっかけがなく痛み始めることが多いといわれています。年齢を重ねるにつれ、肩周りの組織がしなやかさを失いやすくなるためと考えられています。
五十肩は、時期によって症状の出方が変わるといわれています。
- 急性期:じっとしていても痛む、夜間痛で眠れない時期
- 拘縮期:痛みは落ち着くが、肩が動かしにくくなる時期
- 回復期:少しずつ動く範囲が戻っていく時期
それぞれの時期で、肩へのアプローチの仕方は変わってきます。急性期に無理に動かすと、かえって炎症が長引くこともあります。
五十肩は「時期の見きわめ」が大切です。
日常では、エプロンの紐を結ぶ、高い棚の物を取る、シートベルトを引く、といった動作で痛みを感じやすくなります。洗濯物を干すときに腕が上がりにくい、背中のファスナーに手が届かない、という声もよく伺います。こうした場面が増えてきたら、早めに状態を確認することをおすすめします。
「歳だから仕方ない」と放っておく方もいますが、痛みをかばう姿勢が続くと、肩以外の首や背中にも負担が広がりやすくなります。早めにケアを始めることで、動かせる範囲を保ちやすくなります。
石灰沈着など整形外科での診断が大切な理由

肩の痛みは、一見どれも似ているようで、原因はさまざまです。五十肩によく似た症状でも、石灰沈着性腱板炎や腱板断裂など、別の問題が隠れていることがあります。
石灰沈着性腱板炎は、肩の腱にカルシウムがたまり、強い痛みを起こす状態です。急に激しく痛むことが多く、レントゲンや超音波で確認できます。夜中に突然、肩が焼けるように痛み出した、という場合はこの可能性も考えられます。
まずは整形外科で画像検査を受け、今の肩の状態をはっきりさせておくことが安心につながります。
このため私たちは、強い痛みや動かせないほどの状態では、まず整形外科の受診をおすすめしています。診断がついたうえで鍼灸を組み合わせることで、より安心して肩と向き合えます。
整形外科での投薬や注射、リハビリと、鍼灸は目的が異なります。整形外科では炎症への対処や画像での確認が中心です。
一方、鍼灸は肩周りの筋肉のこわばりや血行にアプローチし、体の負担感をやわらげるサポートが期待されています。両方を並行する方は、江東区でも珍しくありません。通院中の医療機関がある場合は、その旨を私たちにお伝えいただければ、時期に合わせて進め方を調整します。
整形外科で注射やリハビリを受けている方でも、肩周りの筋肉のケアとして鍼灸を取り入れることは可能です。治療の時期が重ならないよう、現在の通院内容を伺ったうえで調整します。不安な点は遠慮なくお尋ねください。
五十肩に鍼灸が選ばれる背景
肩の痛みが長引くと、「本当に鍼灸は役立つのか」と気になる方も多いと思います。近年、鍼治療に関する研究が世界で行われています。
米メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターらの国際共同チームが39の臨床試験・20,827人のデータを統合解析した研究(The Journal of Pain, 2018)では、鍼治療は筋骨格系の慢性痛などに対して偽鍼や無治療より有効で、その差はプラセボ効果だけでは説明できないと報告されています。効果は1年後もおおむね維持されていたとされます。※すべての方に当てはまるものではありません。
また、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立補完統合衛生センターは、腰痛・首の痛み・変形性膝関節症の痛み・頭痛などに対する鍼治療の有効性を示す研究があると公表しています。
こうした報告は、肩まわりの慢性的な痛みに悩む方にとって、一つの選択肢として鍼灸を考える背景になっています。
- 今の痛みの時期(急性期か拘縮期か)を確認する
- 肩だけでなく、首・背中・肩甲骨の動きも一緒にみる
- 整形外科に通院中の内容を伺い、無理のない範囲で進める
鍼灸は、肩の周囲のこわばった筋肉をゆるめ、血行をうながすサポートが期待されています。痛みで動かしにくくなった肩に、少しずつ動きを取り戻すきっかけづくりとして取り入れる方が多くいらっしゃいます。
鍼灸で使う鍼は、髪の毛ほどの細さのものが中心です。初めての方には、刺激を調整しながら少しずつ進めます。「思ったより痛くなかった」という感想をいただくことも多くあります。
自宅でできる五十肩のセルフケア
鍼灸と合わせて、ご自宅でのケアも大切です。ただし、痛みが強い急性期は安静を優先し、無理に動かさないようにしてください。
痛みが落ち着いてきた時期は、肩を温めると楽に感じやすくなります。入浴は手軽な方法です。蒸しタオルを肩に5分ほど当てるのも手軽でおすすめです。
米テキサス大学オースティン校のメタ分析(Sleep Medicine Reviews, 2019)では、就寝の1〜2時間前に40〜42.5℃のお湯で10分ほど体を温めると、寝つきが早くなり睡眠の質も高まると報告されています。夜間痛で眠りが浅い方は、入浴のタイミングを見直すのも一つの工夫です。
拘縮期におすすめの、肩に負担の少ない運動です。
- テーブルなどに元気な方の手をつき、軽く前かがみになる
- 痛む側の腕を力を抜いてだらりと垂らす
- 体を揺らすように、腕を前後に小さく10〜20回ゆらす
- 左右・円を描く方向にも、痛みのない範囲で行う
1日2〜3回を目安に、痛みが出ない範囲でゆっくり行いましょう。
肩の動きを保つには、肩甲骨まわりの柔らかさも大切です。
- タオルの両端を持ち、背中側で上下に持つ
- 上の手でタオルをゆっくり引き上げる
- 下の手が自然に引き上げられる位置まで、無理なく伸ばす
- 5秒キープを左右3〜5回ずつ
「痛気持ちいい」を超えて強い痛みが出る動きは、無理をしないでください。
温めること、そして動かせる範囲でやさしく動かすことが基本です。
寝るときは、痛む肩の下に薄いクッションを入れると、肩の位置が安定して夜間痛がやわらぐことがあります。ご自身に合う姿勢を探してみてください。
まとめ
肩の痛みは長引くこともありますが、時期に合わせたケアで向き合っていけます。
- 五十肩は時期によって対応が変わる
- 強い痛みや石灰沈着が疑われるときは、まず整形外科で確認を
- 整形外科と鍼灸は「どちらか」ではなく並行できる
- 鍼治療の有効性を示す研究報告がある(※個人差あり)
- 自宅では温めと、やさしい振り子運動・ストレッチを
江東区で五十肩や肩の痛みにお悩みの方、整形外科に通院しながら鍼灸も検討したい方は、南砂院・塩浜院・東砂院の私たちにご相談ください。今の肩の状態に合わせて、無理のない進め方を一緒に考えます。
成竹鍼灸整骨院グループ(江東区)では、国家資格者がお一人おひとりの状態を確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。お気軽にご相談ください。
参考:
米メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターらの国際共同メタ分析(The Journal of Pain, 2018)
米テキサス大学オースティン校のメタ分析(Sleep Medicine Reviews, 2019)
米国立衛生研究所(NIH)国立補完統合衛生センター
Lお悩みは公式LINEで無料相談
妊娠中・産後の痛み、慢性的な不調にお悩みの方へ。
お近くの院の公式LINEから、症状やご来院についてお気軽にご相談ください。
※返信は診療時間内となります/無理な勧誘はいたしません







