
目が辛くて、仕事に集中できない・・

悩みを解決できる記事を用意しました
この記事を読めば「鍼灸の効果」を理解できますよ!
なぜなら、当院でも眼精疲労で悩んでいる方の実際の悩みを解決できたからです。
記事前半では眼精疲労に対する鍼灸の効果・東洋医学の考え方ついて、後半ではセルフケアやQ&Aを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
眼精疲労とは

デジタルデバイスの使用増加、読書、細かい作業など目を酷使する行為が主な原因です。目の筋肉が過度に緊張し、必要な休息を得ても回復がなかなかせず、2次的な症状まで及ぶことがあります。
根拠として厚生労働省の調査によると、眼精疲労は国民の約7割が経験している症状です。
また、眼精疲労は、毛様体筋という目の筋肉が硬直してしまうことが原因です。
「ピントが合わせにくい」
「複視が出る (物が2つに見える)」
「まぶしい」「ちらつく」「うるむ」
「充血する」
「乾燥感・熱感など不快感がある」
「視線を固定できない」
「眼やその周りの鈍い痛みがある」
「まばたきが多い」などがあります。
もちろん眼精疲労の理解には、目の異常だけでなく、作業環境や全身の異常も考慮する必要があります。
眼痛やかすみ、充血といった目の症状以外に、体の別の部位にも影響を及ぼし、慢性的に頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあり、休息や睡眠では回復がしずらいの症状になります。
引用
ブルーライトは目に対して高い負担をかけます。
電子デバイスの画面やLED照明から発される光の一種で、眼精疲労を引き起こす主な理由の一つです。
1. 眼の負担の増加 ブルーライトは波長が短くエネルギーが高いため、目に入ると、目の中のレンズや角膜では完全にフィルタリングされずに網膜に到達します。このため、長時間ブルーライトにさらされると、目の筋肉が過剰に働き、疲れやストレスが増大します。
2. 睡眠サイクルへの影響 ブルーライトは、体内時計を制御するメラトニンの生成を抑制することが知られています。特に夜間にブルーライトにさらされると、自然な睡眠リズムが乱れ、十分な休息が得られず、目の疲れが翌日に持ち越されることがあります。
3. 点滅と集中力 電子デバイスの画面は、ほとんどの人が認識できないほど高速で微細に点滅しています。この点滅により目が常に微調整を行い、集中力を維持しようとすることで、目への負担が増加し、眼精疲労を引き起こすことがあります。
現代の生活様式においては避けがたい存在です。このような理由から、ブルーライトは眼精疲労の重要な原因となっています。
眼精疲労の東洋医学的見解

東洋医学では、眼精疲労は「肝腎虚弱(かんじんきょじゃく)」と呼ばれる、肝臓と腎臓の機能低下が原因と考えられています。
東洋医学の観点としての肝臓と腎臓の役割と眼精疲労との関係
肝臓 :目の筋肉を栄養する「血」を貯蔵する役割 ストレスを溜め込みやすい ストレス過多になると血の循環が悪くなり、目の疲労に
腎臓 :目の周りの筋肉を緊張させる「気」を生成する役割 睡眠不足や疲労によって弱る 気の不足は目の周りの筋肉の緊張や目の疲労に
東洋医学における眼精疲労の症状
目の疲れや痛み
目のかすみ
視力低下
頭痛
肩こり
めまい
耳鳴り
不眠
イライラ
東洋医学としてこれらの症状は、肝臓と腎臓の機能低下によって引き起こされると考えらる
繰り返しになりますが東洋医学では、眼精疲労は肝臓と腎臓の機能低下が原因と考えられています。
眼精疲労で鍼灸が効果を出せる理由

現代社会では、ストレスや生活習慣の乱れなど、全身のバランスが崩れることによって眼精疲労を引き起こすケースが増えています。
鍼灸では全身のバランスを整えることで眼精疲労を改善に期待ができます
眼球を動かす筋肉や目の周りの筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。 目の疲労物質の排出を促進します。
自律神経のバランスを整え、ストレスや睡眠不足を改善します。 自律神経の乱れは、目の疲労を悪化させる要因となります。
ツボを刺激することで、全身のバランスを整えます。 全身のバランスが崩れると、目の疲労だけでなく、頭痛や肩こりなどの症状も引き起こされます。
というわけで鍼灸は、目の周りの局所と全身のバランスを整えることで、眼精疲労に効果的にアプローチすることができます。
眼精疲労の鍼灸治療

眼精疲労の鍼灸治療において、肝臓と腎臓の機能向上を目指すアプローチは、東洋医学の理論に基づく重要な側面です。
東洋医学では、肝臓は血を貯蔵し、目の機能を支える重要な器官と見なされています。肝臓の機能が向上すると、目への血液供給が改善されます。
腎臓は精を蓄え、骨を生み出し、脳を潤すとされ、これには目の健康も含まれます。腎の機能が低下すると、目に必要な栄養や水分が不足し、眼精疲労を引き起こす可能性があります。
経絡(けいらく)とは、東洋医学でいう気や血が流れる道筋です。経絡は身体の内側と外側を通過するエネルギーが通る道で、その中継地点が経穴(ツボ)と考えられています。肝臓と腎臓に関わる経絡を狙ったり、また影響を与える経絡を狙ったりします。
科学的な証拠は限定的ですが、特定のツボ、例えば「肝兪」と「腎兪」に鍼を施すことで、これらの器官の機能が促進され、眼精疲労に対するポジティブな影響が報告されています。
血行不良になると、十分な酸素や栄養が供給されなくなり、疲労感が蓄積されます。鍼灸治療は、ツボを刺激することで血行を改善し、酸素や栄養を十分に供給します。
大切なのは鍼灸治療では眼や首のまわりの血行を良くする局所的な施術もありますが肝臓と腎臓の機能向上によって、全体的アプローチにより症状の改善も期待できる
症状の改善速度:眼精疲労の程度によって改善の速度は異なりますが、定期的な施術によって徐々に症状が緩和されます
再発予防:定期的な維持施術により、日々の眼の使い過ぎによる悪化を予防できます
個人差の考慮:体質や生活習慣、眼精疲労の原因となる作業の性質などにより、治療の反応は個人差があります。そのため、施術計画は柔軟に調整する必要があります。
※鍼灸治療は、体の自然な治癒力を促進するためのものであり、一度の施術で完全に症状が改善することは稀です。そのため、効果を最大限に引き出すためには、一定の期間にわたって継続的な施術が必要となります。
繰り返しになりますが、週に1〜2回の治療を5〜10回行うことが一般的に推奨されます。
鍼灸院によって異なります。一般的には、1回の治療で3,000円〜7,000円程度です。
問診: 症状や生活習慣などを詳しく伺い、眼精疲労の原因を探ります。
ツボの刺激: 目の周りのツボや、全身のツボを鍼で刺激します。
灸: ツボに艾を燃やして温めます。
電気鍼: 微弱な電流を流しながらツボを刺激します。
これらの内容に加え、以下のようなオプションが付く場合もあります。
マッサージ: 首や肩のマッサージを行うことで、血行を改善します。
温熱療法: 温熱パッドやホットパックを使用して、目の周りの筋肉を温めます。
施術時間やオプションの内容によって、費用は大きく変わります。
おさらいです。一般的には、1回の治療で3,000円〜7,000円程度です。 治療を受ける前に、ホームページなどで費用を確認することをおすすめします。
補足:当院では、『目の疲れスッキリコース』を用意しております。お気軽にお問い合わせをして下さい。
眼精疲労の患者様

患者さまの属性:40代の女性、栄養士のお仕事をされております。
主訴:肩こり、眼精疲労
患者さまのニーズ:PCを長く見れるようになり、目をスッキリさせたい。
状態把握:後頭下筋群および眼輪筋の緊張
どのぐらいのペース通院しているのか?
こめかみと瞼の重さがあることから2週に1度のペースで開始。
初回の治療後から1週間はスッキリしていたが2度目の1週間前から徐々に重さ戻る。 重さの増減を繰り返しながら6回目の治療後から、日常生活内で気にならない程度になる。
現在はメンテナンスを兼ねて2週に1度の治療を継続中。
患者さまの属性:40代の男性、美容師をされています。
主訴:腰痛、眼精疲労
ニーズ:趣味のサッカーを楽しみたい、目の重さをスッキリさせたい
状態把握:眼輪筋・側頭筋および僧帽筋・僧帽筋膜の緊張
どのぐらいのペース通院しているのか?
目の奥がズンと重くなるとのことから眼精疲労に対しての開始。
開始当初は1週間に1度のペースで通院 3回目の治療あたりから仕事中に目の重さを時々忘れられる程になる 6回目にて目の奥の重さがほぼ感じられなくなった為、2週に1度のペースへ変更
眼精疲労と腰のメンテナンスの為に現在も通院中
セルフケアのやり方

以下の5つのツボは目の周りの筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで目の疲労回復に役立ちます。
睛明(せいめい)
場所:目頭と鼻筋のくぼみ
目の周りの筋肉の緊張をほぐす 人差し指と中指で軽く押す
攅竹(さんちく)
場所:眉頭の下、骨のキワ
目の周りの血行を促進する 人差し指と中指で軽く押す
太陽(たいよう)
場所:こめかみ
頭痛や目の疲労を軽減する 中指と薬指で円を描くように押す
風池(ふうち)
場所:首の後ろ、髪の生え際にあるくぼみ
首の筋肉の緊張をほぐす 親指で軽く押す
合谷(ごうこく)
場所:親指と人差し指の骨が交わるところ
目の周りの筋肉の緊張をほぐす 親指と人差し指でつまむように押す
これらのツボを刺激し、緊張をほぐすことで目の疲労回復に役立ちます。
目の周りの筋肉に酸素や栄養素が十分に供給され、疲労回復が早まります。
眼の健康を維持するためには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ルテイン、アントシアニンなどの栄養素を意識的に摂取することが重要です。
ビタミンAは、目の網膜にある光を感じる細胞の構成成分です。ビタミンAが不足すると、夜盲症などの目の病気を発症する可能性があります。
ビタミンC・Eは、抗酸化作用があり、目の細胞を酸化ストレスから守ります。
ルテインとアントシアニンは、目の網膜にある黄斑という部分に存在する色素成分です。これらの栄養素は、目の老化の原因となる紫外線から目を守ります。
献立の一例
朝食 主食:玄米ご飯 主菜:焼き鮭 副菜: 野菜のおひたし 納豆
昼食 主食:玄米おにぎり 主菜:鶏のから揚げ 副菜: ひじきの煮物 野菜サラダ
夕食 主食:白米ご飯 主菜:豚肉の生姜焼き 副菜: 味噌汁 きんぴらごぼう
間食 ヨーグルト 果物
ビタミンA:レバー、うなぎ、チーズ、卵、ニンジン、かぼちゃ
ビタミンC:キウイ、イチゴ、柑橘類、ブロッコリー、ピーマン
ビタミンE:アーモンド、うなぎ、かぼちゃ、アボカド、ほうれん草
ルテイン:ブロッコリー、ほうれん草、カボチャ、トウモロコシ
アントシアニン:ブルーベリー、ビルベリー、ナス、黒豆
大切なのは眼の健康を維持するためには、バランスの良い食事を心がけることです
長時間の画面作業は目の疲れを引き起こす主要な原因です。目が過剰に緊張し、視力低下や目の病気につながるリスクが高まります。適切な仕事環境を整えることで、目の疲労を軽減し、これらのリスクを効果的に低減できます。
具体的には
適切な照明:過度な明るさや反射を避けることで、目の疲れを防ぎます。 部屋全体を明るく照らす間接照明に加え、手元を照らすデスクライトを使用しましょう。デスクライトは、画面に反射しないように角度を調整してください。
定期的な休憩:「20-20-20ルール」(20分ごとに20秒間、少なくとも20フィート(約6メートル)先を見る)を実践することで、目の筋肉をリラックスさせることができます。
適切なモニターの位置:モニターは目線より少し下の位置に設定し、画面が目の水平線よりやや下になるようにします。
適切な視距離:モニターと目との距離を約50〜70cm保つことが推奨されます。
これらの対策は、眼精疲労の予防に寄与します。
というわけで、仕事環境の適切な工夫は、長期的な目の健康を支える重要な要素です。
鍼灸治療以外の改善方法

理由として、眼精疲労は単なる疲れによるものだけでなく、他の眼疾患が原因である場合もあります。正確な診断を受けることで、その原因を特定し、最も効果的な治療法を選択することが可能になります。
専門的な機器による診断: 眼科では、視力検査、眼底検査、眼圧検査などを用いて、目の健康状態を詳細に調べることができます。
症状の正確な特定: 眼精疲労が他の眼疾患、例えばドライアイや屈折異常によるものかを明確にすることができます。
治療方法の選択: 眼科医は、必要に応じて眼鏡の処方、点眼薬、またはその他の治療を推奨することがあります。
鍼灸治療と併用することで、より効果的なアプローチが可能になります。
おさらいです。眼精疲労が気になる場合、初めに眼科医の診察を受けることをお勧めします。この診断により、症状の根本的な原因が明らかになり、それに基づいた治療が行えます。その後、鍼灸などの補完療法を組み合わせることで、症状の改善を効果的に進めることができるでしょう。
なぜなら、視力を補正し、目への負担を減らすことができます。これにより、目の疲れ、頭痛、集中力の低下といった眼精疲労の一般的な症状を軽減することが可能になります。
視力補正: 正確な視力検査に基づく処方眼鏡は、近視、遠視、乱視といった屈折異常を補正し、視界をクリアに保ちます。
ブルーライトカット: デジタルデバイスから発せられるブルーライトをカットするレンズは、目の疲れを軽減し、睡眠の質の向上にも寄与します。
適切なフィッティング: めがねが正しくフィットしていないと、痛みや余計な疲れを引き起こす可能性があります。プロの眼科医やオプティシャンによる適切な調整が重要です。
というわけで、定期的な視力検査と専門家によるフィッティングを受けることが、効果的な眼精疲労の予防策として推奨されます。
眼精疲労での鍼灸院の探し方

眼精疲労に対する鍼治療を求める際は、美容鍼を提供している鍼灸院を選ぶと良い。
理由として、美容鍼を扱っている鍼灸院は、顔面の筋肉や皮膚の状態を改善する技術に長けているため、眼精疲労に関連する顔周辺の筋肉の緊張も効果的に緩和できる可能性が高いです。
顔面の筋肉へのアプローチ: 美容鍼では、顔面の血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることに重点を置いています。眼精疲労は、顔周辺、特に目の周りの筋肉の過度な緊張から影響を受けることが多いため、これらの筋肉への直接的なアプローチが有効です。
専門的な技術と知識: 美容鍼を行う鍼灸師は、顔面の解剖学に精通しているため、安全かつ効果的に鍼を施術する技術を有しています。
おさらいです。眼精疲労の施術を目的とした鍼灸院を探している場合、顔の血行を促進し筋肉の緊張を和らげる技術を持つ美容鍼を扱う鍼灸院の選択は非常に有効です。
Q&A

目の疲れは、めまいやふらつきを引き起こす可能性があります。
なぜなら、目の疲れ(眼精疲労)は、長時間の画面作業などにより目に過度の負担がかかることで発生し、これが視覚情報の処理過程に影響を及ぼし、全体的な身体バランスにも影響を与えることがあります。これが、めまいやふらつきの原因となる場合があります。
視覚と平衡感覚の連携: 視覚は平衡感覚を維持するために重要な役割を果たしています。目の疲れが激しいと、視覚情報の処理が正常に行われなくなり、体のバランスをとるのが難しくなることがあります。
自律神経の乱れ: 目の疲れは自律神経のバランスを崩すことがあり、特に交感神経と副交感神経のバランスの乱れから、めまいやふらつきが発生することがあります。
疲労物質の蓄積: 目の使用過多は筋肉の緊張と疲労物質の蓄積を引き起こし、血流が悪くなり、めまいやふらつきなどの症状が現れることがあります。
要するに目の疲れが原因でめまいやふらつきを感じることは珍しくありません。視覚の過度なストレスが平衡感覚に影響を及ぼし、自律神経の乱れや全身の疲労感を引き起こすためです。
目の疲れはうつ的な症状を引き起こす可能性があります。
理由として、長時間にわたる目の疲れは、不眠やストレス増加など、精神的な健康問題に影響を与えることがあります。これにより、気分の低下や意欲の減退など、うつ的な症状が生じることがあります。
ストレスと疲労の蓄積: 目の疲れによるストレスは、脳のセロトニン活動に影響を及ぼし、これが気分の調整に重要な役割を果たします。セロトニンの不均衡は、うつ的な症状を引き起こす可能性があります。
睡眠障害: 目の疲れはしばしば睡眠の質を低下させ、不眠の原因となります。不眠はうつ病のリスクを高める要因として広く認識されています。
日常生活への影響: 目の疲れが原因で日常生活の質が低下し、これが社会的、職業的な活動に悪影響を及ぼすことがあります。これがストレスや不安を増加させ、結果的にうつ的な症状につながることがあります。
繰り返しになりますが目の疲れは、ただ視覚的な不快感にとどまらず、うつ的な症状を引き起こすリスクを持ちます。
まとめ

東洋医学的に眼精疲労は肝臓・腎臓の機能が低下している
鍼灸が眼精疲労に効果を出せるのは目の周りだけでなく、全体的にアプローチができるから
当院に通院をした実際の患者さまの実例
記事の内容を通して、眼精疲労で鍼灸の施術を受けてみようか考えているあなたのお役にたつ記事になればと思っております。