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EMSで産後インナーマッスルを整える体幹ケア

2026年10月01日

出産を終えてから、「お腹に力が入りにくい」「腰が重い」と感じていませんか。抱っこや授乳で前かがみが続き、体の軸が崩れたままの方は少なくありません。産後は体の内側を支える筋肉がゆるみやすく、放っておくと不調が長引くこともあります。この記事では、EMSで産後インナーマッスルを無理なく整えるという選択肢を中心に、原因・自宅ケア・体験の流れまでをお伝えします。※感じ方には個人差があります。

産後に腰や体幹がつらくなる理由

産後に腰や体幹がつらくなる理由

産後は、妊娠中にゆるんだ骨盤まわりの状態がすぐには元に戻りません。お腹の奥にある筋肉も伸びた状態が続き、体の軸を支える力が落ちやすい時期です。その結果、腰や背中に負担が集中しやすくなります。

欧州の研究チームによる系統的レビュー(European Spine Journal, 2004)では、妊娠中の女性の約45%、産後の女性の約25%が腰や骨盤まわりの痛みを経験すると報告されています。産後の体の変化はめずらしいことではありません。※すべての方に当てはまるものではありません。

育児中は、こんな場面で負担が重なります。

  • 中腰で赤ちゃんを抱き上げる
  • 授乳中に背中を丸めて長時間座る
  • 片側だけで抱っこを続ける
  • ベビーカーを押しながら前かがみで歩く
  • 睡眠が細切れで体が休まらない

たとえば、沐浴のたびに浴槽の横で中腰になる動作は、腰に大きな負担がかかります。片側の肩で抱っこを続けると、体の左右差が生まれ、骨盤のゆがみにつながることもあります。こうした動作が毎日くり返されると、体幹の支えが弱いまま負担だけが増えていきます。

「痛みがなかなか引かない」「立ち上がりがつらい」と感じたら、早めのケアが大切です。痛みが強い場合や、足のしびれをともなう場合、長引く場合は医療機関への受診もご検討ください。無理に家事を続けず、休める時間を確保することも回復への一歩です。

インナーマッスルが産後の体を支える

インナーマッスルが産後の体を支える

インナーマッスルとは、体の深い部分にある筋肉の総称です。お腹の奥や骨盤の底、背骨のまわりにあり、姿勢を保ち内臓を支える役割を担っています。表面の筋肉と違い、普段は意識しにくい筋肉です。

産後はこのインナーマッスルがゆるみやすく、体の土台が不安定になりやすい時期といえます。土台が弱いと、腰や肩など別の場所でカバーしようとして、こりや痛みにつながることがあります。

インナーマッスルは「体のコルセット」とも呼ばれます。ここが働くと、姿勢が安定し、日常の動作がラクに感じられるといわれています。

インナーマッスルを整えるメリットとして、次のような点が期待されています。

  • 姿勢が安定し、腰への負担が分散される
  • 骨盤まわりを支える力が戻りやすくなる
  • 抱っこや家事の動作がしやすくなる
  • 立ち姿勢がすっきり見えやすくなる

よくある疑問:腹筋運動だけで戻りますか?

一般的な腹筋運動は、お腹の表面の筋肉を主に使います。奥のインナーマッスルには届きにくく、産後すぐの体では腰を痛める原因になることもあります。まずは呼吸を使ったやさしい運動から、少しずつ始めることが大切です。

産後すぐに激しい運動をするのは体に負担です。体調に不安があるときは、産婦人科や私たちのような専門家にご相談ください。回復のペースは人それぞれで、焦る必要はありません。

EMSで産後インナーマッスルを無理なく動かす

EMSとは、微弱な電気刺激で筋肉を動かすアプローチです。自分では意識しにくいインナーマッスルにもはたらきかけられるため、産後の体幹ケアの選択肢として注目されています。寝たままの姿勢で受けられるのも特徴です。

忙しい育児の合間でも、短い時間で深い筋肉にアプローチできる点が、EMSが選ばれる理由のひとつです。自分で正しく動かすのが難しい筋肉にも、電気刺激が届きやすいといわれています。※感じ方には個人差があります。

EMSが産後の方に向いている理由

  • 寝たまま受けられ、体への負担が少ない
  • 自分では動かしにくい奥の筋肉を刺激できる
  • 運動が苦手でも取り組みやすい
  • 短時間で済むため育児の合間に続けやすい

WHOの身体活動ファクトシートによると、WHOは成人に週150分以上の中強度の身体活動を推奨していますが、世界の成人の31%(約18億人)はこの推奨レベルに達していないと報告されています(2022年)。育児中はまとまった運動時間を取りにくいものです。だからこそ、短時間で取り組めるケアを生活に組み込む工夫が役立ちます。

よくある疑問:どのくらいの頻度で受けるの?

体の状態や目的によって異なりますが、一般的には週に数回のペースから始め、慣れてきたら間隔を調整していきます。私たちは一人ひとりの産後の経過を確認しながら、無理のない計画をご提案します。授乳中の方でも受けられるかなど、不安な点は事前にお尋ねください。

なお、EMSは医療機関での治療に代わるものではありません。体調や産後の経過には個人差があるため、始める時期は専門家と相談しながら決めましょう。

自宅でできる産後の体幹セルフケア

EMSと合わせて、自宅でのやさしいケアも取り入れると、体幹を支える感覚を取り戻しやすくなります。無理のない範囲で、少しずつ続けることが大切です。

ドローイン(お腹を引き込む呼吸)

  1. あおむけに寝て、ひざを立てます
  2. 鼻から息を吸ってお腹をふくらませます
  3. 口からゆっくり吐きながらお腹をへこませます
  4. へこませた状態を10秒キープします

1日5回を目安に、朝晩で分けて行うと続けやすいです。お腹の奥に軽く力が入る感覚を意識しましょう。赤ちゃんのお昼寝中など、まとまった時間が取れるタイミングがおすすめです。

骨盤を支える軽い運動

  • あおむけでお尻を軽く持ち上げるヒップリフト(5〜10回)
  • 四つんばいで背中を丸める・反らす動き(ゆっくり5回)
  • タオルをひざにはさんで軽く締める運動(10秒×5回)

どれも反動をつけず、呼吸を止めないことがポイントです。1セットあたり5分ほどで終わる内容なので、家事の合間にも取り入れやすいです。痛みが出たらすぐに中止してください。

姿勢を意識する習慣

授乳中は背もたれにクッションを当て、背中を丸めすぎないようにします。抱っこは左右交互に行い、体の片側だけに負担が偏らないよう意識しましょう。こうした小さな工夫の積み重ねが、体幹への負担を減らします。

ケアは「毎日少しずつ」が基本です。1回がんばるより、短い時間を続けるほうが体幹は安定しやすいといわれています。

体を温めてから行うと筋肉が動かしやすくなります。入浴後のリラックスした時間に取り入れるのもおすすめです。出血が続く時期や体調がすぐれないときは、運動を控えて休養を優先しましょう。

まとめ

産後の体は、内側を支える筋肉がゆるみやすく、腰や姿勢の不調が起こりやすい時期です。インナーマッスルを少しずつ整えることが、ラクな体づくりの土台になります。

  • 産後は体幹の支えが弱まり、腰や骨盤に負担が集中しやすい
  • インナーマッスルは姿勢を保つ「体のコルセット」
  • EMSは寝たまま深い筋肉にアプローチできる選択肢
  • 自宅ではドローインなどのやさしいケアを少しずつ
  • 痛みが強い・長引く場合は医療機関の受診も検討する

「何から始めればいいか分からない」という方は、まず体の状態を確認することから始めましょう。南砂・塩浜・東砂で産後の体を支えたい方は、私たちにご相談ください。一人ひとりの体調に合わせて、無理のないケアをご提案します。※感じ方には個人差があります。

筋力低下や身体の痛みが気になる方へ

成竹鍼灸整骨院グループ(江東区)では、国家資格者がお一人おひとりの状態を確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。お気軽にご相談ください。

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参考:
世界保健機関(WHO)身体活動ファクトシート
欧州の系統的レビュー(European Spine Journal, 2004)

竹中 浩

この記事を書いた人

竹中 浩成竹鍼灸整骨院グループ 代表

柔道整復師鍼灸師あん摩マッサージ指圧師

東京都江東区で南砂・東砂・塩浜の3院を運営。国家資格を持つ施術者として地域の皆さまの健康づくりに携わっています。記事は院内の国家資格者チームとともに内容を確認しています。

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