夏季旅行で気をつける「旅行者血栓症」!

2017年06月06日

皆様こんばんは 東洋堂整骨院の渡邉です。

もうすぐ夏休み、といってもまだ2ヶ月以上先ですが、

海外旅行や帰省で、長時間の移動が多くなる季節です。

それにともなって増えるのが「旅行者血栓症」です。

この病気はかつて、エコノミークラス症候群ともいわれました。

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長時間のフライトや乗車のあと、急に胸が苦しく、呼吸困難におちいり、

死に至る場合もある病気のことです。一般的には高齢者に多いとされていますが

時には、若者に起こることもあります。

正式の病名は深部静脈血栓症、あるいは肺血栓塞栓症といいます。

 

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こんな人はとくに気をつけましょう

原因は、

「長時間座ったままの姿勢を続けること」

「乾燥による脱水症状」

 

座った姿勢を続けていると、太ももの付け根や膝裏が圧迫されて血流が悪くなり、

足の静脈に血栓(血のかたまり)ができやすくなります。

目的地に着いて席を立ったとき、その血栓が血液の流れに乗って肺へ移動し、

肺動脈をふさいで呼吸困難を起こすのです。

 

エアコンでの乾燥した環境に長時間いると、軽い脱水状態に、血液の粘度が増します。

これも、血栓をできやすくする原因となります。飛行機内は10~20%の低湿度のため

きわめて脱水症状を起こしやすい環境だといえます。

 

血栓症のポイントは「血栓ができるかどうか」がとても重要です。

過去に旅行者血栓症になった人心血管系の病歴のある人足の骨折手術の既往歴

がある方はリスクが高いとされています。スポーツで足にケガの多い人も要注意です。

日頃から足の血管が傷んでいると、血栓ができやすいからです。

サッカー元日本代表高原直泰選手が遠征時、旅行者血栓症になったのは知られています。

サッカーにかぎらずスポーツで足にケガの多い人は、年齢に関係なく注意が必要です。

 

またリスクの一つとして注目されるのが、糖尿病をはじめとした生活習慣病です。

糖尿病で血糖値が十分にコントロールされないと血管の内壁が傷み、血流が悪くなります。

すると、血液粘度が増し、普段から血栓が出来やすい状態になります。

 

画像で見てみるとこのような症状です。

 

下肢全体の腫脹、鈍痛、緊満感、皮膚の色調変化(紫色、赤色)、表在静脈の怒脹、

足関節背屈時の下腿三頭筋の痛み(ホーマンズ徴候)などがあります。

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旅行時の注意

①足を動かす  1~2時間に一度は席を立ち、歩いたり、軽い屈伸運動をして足の血流を

改善しましょう

②こまめに水分補給 レモンには血流を改善する働きがあるのでレモン果汁入りの飲み物

は良いです。

アルコールや紅茶のような飲み物は、尿が多く出てかえって脱水状態になることがあります。

③服装は楽なものを  長時間座ることを考えて、下着類はきついものをさけ、

 ベルトはゆるめておき、楽なものを選びましょう。

 

今回は皆様への注意喚起の思いをもって書きました。

普段の生活から、足のむくみと痛みを起こす人が少なくありません。高齢者の方などは、

旅行時だけでなく、自宅でもこうした症状がみられたら、急に立たず、適切な処置をとりましょう。