こんにちは!成竹鍼灸整骨院の石本です^^
今回のテーマはタイトルにもありますように「肋間神経痛」です。
神経痛と聞くと高齢者に多い印象ではないですか?しかし、肋間神経痛は若者や妊婦にも多い症状です。
経験のある方も多いかとは思いますが、知っておいた方がいい疾患の一つですので、ぜひご覧ください。
肋間神経痛とは?
はじめに肋間神経痛の症状からお教えします。
* 肋間神経痛は左右どちらかだけに起こります。
これは、痛みを感じている神経が背骨を中心に左右に分かれているからです。
* 肋間神経痛は前触れなく急に鋭い痛みを感じます。
これが肋間神経痛の大きな特徴です。肋間神経痛は痛みの度合いは下がるのが特徴です。
* 背伸びやストレッチ、深呼吸など胸を広げる動作をすると痛む。
* 肋骨の部分が冷えているまたは熱を持っている感覚がある、口に苦味を感じる、
喉が熱く感じる、息苦しい、吐き気など普段と違う感覚になることがあります。
また、胸がモヤモヤする、動悸がする、のぼせている感覚がすることもあるようです。
女性の場合、特に妊婦が肋間神経痛を患うケースが多いので注意が必要です。
妊娠中のストレスが原因ということもありますが、妊娠中は内臓が圧迫され、
神経にも支障をきたすことが多いためです。
肋間神経痛のメカニズム
ではなぜこういった症状が起こり得るのでしょうか?
① 「神経への圧迫」
肋間神経痛は、背中から肋骨に沿って走る神経がなんからの圧迫により起こります。
神経の回りには、骨や筋肉がありますからこれらが圧迫すると
神経が障り痛みとなってあらわれてしまいます。
私達の体の仕組みからして、通常は骨や筋肉が神経を圧迫する事はありません。
何等かの原因で、筋肉や骨がズレを起こすことが痛みを引き起こす原因となります。
② 「外傷や帯状疱疹」
肋骨にヒビや骨折があるため肋間神経痛になっている可能性があります。
例えば、激しい咳をした時にヒビが入ったりすることもあります。
また、骨粗鬆症の方も、ヒビや骨折を起こしやすくなりますので
肋間神経痛に悩まされる方が多いようです。
そして、ヘルペスウイルスによる帯状疱疹を患うと、
その症状として肋間神経痛が起こることがあります。帯状疱疹は、高齢者の方がかかりやすい病気です。
このウイルスは神経細胞に感染しやすく、神経細胞の方向に広がって
皮膚の粘膜に水疱を形成するため、神経が傷ついてとても強い痛みを引き起こします。
肋間神経痛への対策
- ① 外傷などによらない肋間神経痛の場合⇒消炎鎮痛薬や湿布を用いて経過を観察します。
- ② 肋間神経痛の原因が肋骨の骨折などといった外傷の場合⇒呼吸などによる肋骨の動きで痛みが強くなるため、幅広いベルトで肋骨を固定します。
- ③ ハリ治療や低周波治療などで体を温めることで痛みが軽減することがあります。
同じような痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたら、
ぜひ成竹鍼灸整骨院までご連絡ください★